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〜安心して留学生活を始めるために〜
こんにちは。留学カウンセラーの江口です。
今回は、「イギリスでの医療体制ってどうなっているの?」 「何かあったとき、ちゃんと診てもらえるの?」といった不安をお持ちの生徒さんや保護者の皆さまのために、イギリスの医療事情と渡英前にやっておきたい準備について、わかりやすくご紹介したいと思います。
イギリスの医療制度ってどうなってるの?
イギリスには「NHS(National Health Service)」という国営の医療サービスがあり、基本的な医療はこのNHSを通じて受けることができます。
NHSの特徴:
留学生も、ビザ申請時に「IHS(Immigration Health Surcharge)」という医療費を支払っていれば、現地のイギリス人と同様にNHSのサービスが受けられます。
GP(General Practitioner)というかかりつけ医にまず登録し、必要に応じて専門医を紹介してもらう仕組みです。
診察や処方は基本的に無料(ただし、イングランドでは薬代は一部自己負担。2025年現在は1処方につき£9.90程度)。
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緊急のときはどうすればいい?
緊急時の連絡先:
999:緊急の救急車・消防・警察(日本の119に相当)
111:緊急ではないが、医療的なアドバイスを求めたいときのNHSの無料電話相談
応急処置が必要なとき:
大きなケガや急病の場合は、最寄りの**A&E(Accident & Emergency)**という救急外来へ。
学生寮や学校では、基本的にサポート体制が整っているので、まずはスタッフに相談を。
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渡英前に済ませておくべき医療チェックポイント
渡英後は、すぐに歯科や専門医にかかれないこともあります。以下の項目は、出発前に必ずチェック・対応しておくことを強くおすすめします。
✅ 虫歯・歯科治療
歯科治療は、NHSで受けられたとしても有料かつ待ち時間が長いため、虫歯や親知らずなどの治療は日本で済ませておくのが鉄則!
歯のクリーニングや予防処置も合わせてやっておくと安心です。
✅ アレルギー体質の人は…
花粉症、食物アレルギー、薬アレルギーなどがある場合、日本で検査を受け、英文の診断書や薬の説明書を用意しておきましょう。
処方薬を持参する場合、成分名や服用方法が英語で書かれたものを一緒に持ってくるとスムーズです。
✅ 喘息や持病がある方は…
吸入器や定期薬などを使用している方は、余裕をもって数ヶ月分持参し、現地で同じ薬が入手できるか、事前に確認しましょう。
学校や寮のスタッフにも持病についてきちんと伝えておくと安心です。
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一般の学校とボーディングスクールでの医療対応の違い
イギリスの留学先には、日帰り通学の「一般校(デイスクール)」と、寮に滞在する「ボーディングスクール」があります。それぞれの学校形態によって、医療面でのサポート体制に違いがあります。
🏫 一般の学校(デイスクール)
基本的には医療対応は限定的で、校内で応急処置ができる教職員がいる程度。
病気やケガの際は、ホストファミリーまたは保護者の対応が必要。
緊急時は学校スタッフがNHSへの連絡をサポートしてくれることもありますが、保護者が医療機関への同行を求められるケースが多いです。
🏡 ボーディングスクール(寄宿学校)
多くの学校に**専属の看護師(School Nurse)**が常駐しており、日常的な体調管理や軽度の処置が校内で可能。
医療が必要な場合には、学校が提携するGPや病院への付き添いも含めた手配をしてくれることが一般的。
持病やアレルギーがある生徒は、入学時に詳細な医療情報を提出し、常備薬の保管・使用方法なども含めて管理してくれます。
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補足:日本の健康保険はどうする?
イギリス滞在中、原則として日本の国民健康保険は使えませんが、一時帰国の際には再度利用可能になります。長期滞在予定の方は、日本の保険を「海外転出届」によって一時的に外しておくケースもありますので、各自治体に確認を。
また、留学保険(海外旅行保険)への加入も強く推奨します。NHSではカバーされない部分(盗難や航空機遅延、私立病院の治療など)を補えるので、いざという時に心強いです。
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最後に
初めての海外生活、不安なこともたくさんあると思いますが、医療について正しく知っておくことは、安心して日常を送るための大事な一歩です。
何か症状が出た時に「慌てない」「頼れる場所がある」とわかっているだけでも、気持ちはずいぶん楽になります。
イギリス留学のスタートが少しでもスムーズになるよう、医療面でもしっかりサポートしていきますので、どうぞ安心してご相談くださいね。