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EG-UKは長年イギリスに留学される生徒様、ボーディングスクールに通われる生徒様のお手伝いをさせていただきました。様々な学校をみてきた中で、お子様をボーディングスクールに通わせたいと考えられている保護者の皆様からよく聞かれる費用について、おおまかではありますが、小中高生をイギリスで正規留学させるためのリアルな費用についてご紹介します。
もちろん、これから紹介する内容はあくまで目安であって、実際の費用は各学校によって異なります。また、奨学金などの制度を利用することもできますので、あくまでも参考にしていただき、お子様のイギリス留学が実現可能か、しっかりとご家族でご検討ご相談いただく際にお役立てください。
目次:
答えは「Yes」です。
「ボーディングスクールにはお金がかかる」といった印象をお持ちの方も多いかと思いますが、実際、かなり費用がかかります。どれくらいかというと、毎年新車(なかなかのハイクラスなレベル)が買えるレベルです。
ボーディングスクール留学にかかる費用は、学費はもちろんですがそれだけではありません。
お休みごとの日本イギリス間の航空券にかかる費用やガーディアン(18歳未満の生徒に必須なイギリス留学期間の後見人)へ支払う費用、小旅行などにかかる費用や寮生活に必要な雑費や送迎費用、ホームステイに関する費用など、とにかく費用があれこれかかります。詳しくは以下に記載しています。
※1ポンド=142.77 円(2018年8月時のレート)
小学部(12歳まで):1学期につき8,500ポンド〜|年間25,500ポンド(約357万円)〜
中学部(15~6歳まで):1学期につき12,000ポンド〜|年間36,000ポンド(約514万円)〜
高等部/Sixth Form:1学期につき14,000ポンド〜|年間42,000ポンド(約600万円)〜
学費は通常学期ごと(1年に3学期)の請求になります。ただ、1年間分を一括で請求する学校もありますが、学校との交渉は可能で、学期ごとの支払いへ変更することも可能です。
制服代(初回600ポンド前後)
留学生用の英語レッスン、サポートレッスン、音楽などを学ぶ際に必要な個人レッスンなど
小旅行費用
量で必要な消耗品などの雑費や送迎にかかる費用など
これらを合計しますと1学期につき600~1,000ポンド、1年間で計算すると2,400〜3,000ポンド程度の費用が学費とは別途必要になります。
長期休暇などで日本に帰国する際の費用です。通常年3回だとして、1回につき15万円ほど。
1年で考えると3回×15万円=45万円ほどの旅費がかかります。
ガーディアンとは18際未満の人がイギリスに単身で正規留学または準備留学など、長期間ボーディングスクールに留学する場合に、イギリス国内に居住しない親の代わりに、イギリス在住期間中の後見人になる人のことです。
ガーディアンは緊急事態などが起こった時の対応や現地での学校生活をサポートする役割があります。ガーディアンは必須で、イギリスの法律によって定められています。
親戚やお友達がイギリスにいらっしゃらない場合、イギリスにあるガーディアン会社を利用するのが一般的で、ガーディアンとの契約にかかる費用は年間1,000~3,000ポンドくらいです。(もちろん費用は会社によって異なります。)
イギリスのボーディングスクールや私立校では、寮生も2週間ごとに1度帰宅するようになっています。(Exeat WeekendsまたはLeave Weekendといいます)また、学期の中間に1週間のハーフタームというお休みが入りますので、その時はホームステイが必要になります。
宿泊先をガーディアン宅にするにしろ、ガーディアン会社が手配したホームステイ先に泊まるにしろ、1泊ごとの宿泊料が発生します。また、同時に送迎するための費用がかかります。
相場は一般的に1学期あたり800ポンド程度です。1年間にすると約2,400ポンドとお考えください。
その他、イギリスで使う携帯電話の費用や、お小遣い費用など。
また、学校手続きに関するエージェントへ支払う費用など。
これらを全て考慮し、合算するとイギリスのボーディングスクールに1年間留学させるには最低でも1年間に約45,000ポンド、日本円にして約642万円は必要になります。
この金額を留学している期間中、毎年支払っていくことになりますので、もちろん簡単なことではありません。
しかし、イギリスで教育を受けたお子様の考える力や自信、そして人との繋がりは、決してお金に替えられないプライスレスな経験として、これから世界で活躍していくために必ず役に立つものになるはずです。