学習障害をお持ちのお子様とイギリス教育
英国で学校を訪問していると、障害を持つお子さん達が自然と学校やクラスの一部として馴染んでいる光景に多々出会います。もちろん、個人サポートや別クラスでのグループレッスン(障害のレベルによる)は提供されているのですが、できる限り障害のない子達と一緒に授業を受けるシステムとなっています。
学校により受け入れ態勢が異なるため、学習障害や障害をお持ちのお子様で、イギリス留学をお考えの方は、必ず日本で診断を受け、学校がそのお子様のニーズにきちんと答えることができるか、確認をした上での入学手続きが必要です。イギリスでの診断には英語力が必要となるため、年齢が若いお子様であれば、診断が無くとも学校へ受け入れが可能となる場合もあります。
同時に、英語力は必須となりますので、小さい頃から英語に触れさせ、英語力をつけておく準備が必要となります。
EG-UKでは、日本での英語レッスンを続けていただくことをお願いすると同時に、小さなお子様でも(7歳以上)、短期留学で、毎年定期的にイギリス生活に慣れさせてあげることができる学校をご紹介しています。
イギリスでは、進学校のことをセレクティブスクールと呼ぶのですが、セレクティブスクールでも、学習障害があっても授業についていき成果を出すことができる可能性があれば、入学受け入れはもちろん可能です。
ただし、サポートレッスンがない学校が多いので、お子様の負担になる可能性があるため、慎重に学校を選んでください。
学習障害をサポートできる学校の種類
- Dyslexia Specialist Provision (DSP)
- Specialist Provision Schools (SPS)
両者とも、主にDyslexiaのサポート、DyscalculiaやDyspraxiaなど、その他の学習障害を持つ生徒のサポートも充実しています。
また、大半の生徒が何らかの学習障害を持ち、高レベルのサポートを効率良く提供するためにネイティブor上級の英語力が求められることが多いです。
- Dyslexia Unit (DU)
専門家による少人数制の学習障害を持つ生徒用のサポートレッスンが提供できる学校。障害のない生徒がほとんどで、時間割でサポートレッスンのために授業を抜ける形をとっている。留学生用の英語レッスンを受けることができる学校も多くあります。
進学をする生徒が多く、症状が比較的マイルドな生徒に適しています。
学校のご紹介について
学習障害は一言で説明することのできない症状であることは十分に理解した上で、できる限り、最適な学校をご紹介させていただいております。
ボーディングスクールへのお申し込みは、必ずお子様とご一緒に学校を訪問なされてください。ご希望の場合は、EG-UKのスタッフの同伴も可能ですので、どうぞお気軽にご相談ください。