イギリス留学と学生ビザについて
ビザ情報を更新しました。(掲載情報は2022年12月現在のものです。)
イギリス留学をする人にとってビザの取得は大変重要な項目です。
旅行とは違い、留学でイギリスに滞在する場合、6ヶ月以上は必ず申請しなければならないと決められています。たとえ留学期間が6ヶ月以内であっても、ビザの申請をした方が良い場合があります。
また、イギリスは入国やビザ申請に対して大変厳しい国です。移民問題を抱えるヨーロッパ諸国の中でも特にイギリスは厳しく、観光目的でも入国できないことがあるという話はよく耳にします。
そしてイギリスのビザは大使館ではなくUK Visas and Immigrationという機関がビザの審査等を行なっています。日本在住の方がイギリスのビザを申請する場合、東京と大阪にあるVFS Global(ビザ申請センター)のUK Visa Application Centreに出向いて直接申請を行う必要があります。
ビザの申請をスムーズに行うために、このページで予習をしておきましょう!
目次:
留学ビザの種類
留学ビザの種類は以下の通りです。
- Student Visa:学生ビザ
- Standard Visitor Visa (6 months): 短期学生ビザ (6ヶ月未満)
- Short-Term Study Visa (11 months): 短期学生ビザ (最長11ヶ月)
- Youth Mobility Scheme Visa: ワーキングホリデービザ
- Standard Visitor Visa: 観光ビザ (最長6ヶ月)
Student Visa
このビザは一般的な学生ビザで、高校・大学や専門学校などへ進学を希望する学生や12ヶ月以上の長期滞在を予定している学生向けのビザです。
ビザ申請条件
- ・16歳以上であること (16歳未満はChild Student Visaとなる)
- ・Sponsor License Highly Trustedを保持している学校への申し込み必須
- ・日本での申請必要、コーススタート6ヶ月前から申請が可能
- ・IELTS試験による英語力の証明が必要(全ての科目で最低4.5)
- ・ビザの延長が英国国内で可能
- ・専門学校以上のコース参加の場合は、アルバイトが許可される (時間数指定あり)
ビザ申請に必要な書類
- ・パスポート (現在&過去のもの)
- ・パスポートや通帳の見開きを含め、すべての書類のコピー
- ・申請用紙 (オンライン申請書を印刷し、手書きの署名が必要です)
- ・学校からのCAS番号(入学許可番号:学校への手続き完了の際に受取る入学許可証に記載されている番号です)
- ・IELTS(International English Language Testing System。英語熟練度を測る英語検定の1つ)の証書の原本。現在の英語レベルを証明できる書類
- ・申請料金
- ・資金証明の書類
- 通帳原本とその過去6ヶ月分の翻訳、または、銀行で、過去6か月分の英文の銀行取引明細書(残高証明は受け付けられません)を取得できるか否かご確認ください。
通帳などの資金証明を含む、日本語の補足書類はすべて英訳(翻訳と各ページに翻訳証明付き)が必要。
資金証明の名義人は、留学をなされるご本人様のもの、または、ご両親のものに限られます(17歳以下は保護者の方のものでも可能)。
本人の口座でない場合は、戸籍謄本の原本/翻訳と保護者からの資金サポートレターが必要。
- 通帳原本とその過去6ヶ月分の翻訳、または、銀行で、過去6か月分の英文の銀行取引明細書(残高証明は受け付けられません)を取得できるか否かご確認ください。
必要資金額
イギリスで生活するための十分な資金を用意できているかという証明が必要です。資金はビザ申請前、最低28日間以上ご本人名義の口座に入っていることが必要です。基本的には申請者名義の口座に入っている資金を証明書として提出します。(保護者の口座でも可能)
ロンドンとその他の地域で内容が異なります。
London
- 滞在期間9ヶ月以下:コース料金全額支払い済み+月1,334ポンド以上。
- 滞在期間9ヶ月以上:初めの1年間のコース費用支払い済み+12,006ポンド(初めの9か月分の費用)以上。
London以外の地域
- 滞在期間9ヶ月以下:コース料金全額支払い済み+月1,023ポンド以上。
- 滞在期間9ヶ月以上:初めの1年間のコース費用支払い済み+9,207ポンド(初めの2か月分の費用)以上。
Short Term Study Visa (短期学生ビザ)
滞在期間が6ヶ月未満の場合
ビザ申請条件
- ・18歳以上であること
- ・日本での申請必要なし。英国入国時の空港で、必要書類を提示
- ・英語力の証明は必要ありません。
- ・ビザの延長が英国国内で不可能
- ・アルバイト不可
ビザ申請に必要な書類
- ・パスポート (現在のもの)
- ・ビザレター(原本)
- ・資金証明(英文の残高証明で、ロンドン留学は月1,334ポンド、ロンドン以外の地域は月1,023ポンド。残高証明は英文であれば、ポンド、ユーロ、日本円のどれで記載されていても問題なし)
- ・帰りの航空券
- ・滞在先を証明できるもの
滞在期間が6ヶ月以上11ヶ月未満の場合
ビザ申請条件
- ・18歳以上であること
- ・英語コースのみ
- ・日本での申請が必要
- ・英語力の証明は必要ありません。
- ・ビザの延長が英国国内で不可能
- ・アルバイト不可
ビザ申請に必要な書類
- ・パスポート (現在&過去のもの)
- ・パスポートや通帳の見開きを含め、すべての書類のコピー
- ・申請用紙 (オンライン申請書を印刷し、手書きの署名が必要です)
- ・学校からのビザレター(入学許可証)
- ・申請料金
- ・資金証明の書類
- 通帳原本とその過去6ヶ月分の翻訳、または、銀行で、過去6か月分の英文の銀行取引明細書(残高証明は受け付けられません)を取得できるか否かご確認ください。
通帳などの資金証明を含む、日本語の補足書類はすべて英訳(翻訳と各ページに翻訳証明付き)が必要。
資金証明の名義人は、留学をなされるご本人様のもの、または、ご両親のものに限られます。(17歳以下は保護者の方のものでも可能)
資金は、ビザ申請前、28日間以上ご本人名義の口座に入っていることが必要。
本人の口座でない場合は、戸籍謄本の原本/翻訳と保護者からの資金サポートレターが必要。
- 通帳原本とその過去6ヶ月分の翻訳、または、銀行で、過去6か月分の英文の銀行取引明細書(残高証明は受け付けられません)を取得できるか否かご確認ください。
必要資金額
London
- 滞在期間9ヶ月以下:コース料金全額支払い済み+月1,334ポンド以上。
- 滞在期間9ヶ月以上:初めの1年間のコース費用支払い済み+12,006ポンド(初めの9か月分の費用)以上。
London以外の地域
- 滞在期間9ヶ月以下:コース料金全額支払い済み+月1,023ポンド以上。
- 滞在期間9ヶ月以上:初めの1年間のコース費用支払い済み+9,207ポンド(初めの2か月分の費用)以上。
Youth Mobility Scheme (ワーキングホリデービザ)
ビザ申請条件
- ・18歳以上30歳以下
- ・年2回の応募、抽選により申請可能
- ・日本での申請必要
- ・ビザの延長が不可能
- ・フルタイムの就労が許可
ビザ申請に必要な書類
- ・パスポート (現在&過去のもの)
- ・パスポートや通帳の見開きを含め、すべての書類のコピー
- ・申請用紙 (オンライン申請書を印刷し、手書きの署名が必要です)
- ・抽選に当選したメールのコピー
- ・資金証明の書類:残高証明2,530ポンド以上
- ・申請料金
Standard Visitor Visa (観光ビザ)
ビザ申請条件
- ・滞在期間が6ヶ月未満
- ・18歳以上
- ・日本での申請不要。英国入国時に空港で行う。
- ・英語力の証明は不要
- ・ビザの延長が英国国内で不可能
- ・アルバイト不可
ビザ申請に必要な書類
- ・パスポート (現在のもの)
- ・帰りの航空券
- ・滞在先を証明できるもの
UK Visa Application Centreとは
東京、大阪 UK Visa Application Centreでのビザ申請には、前もって予約が必要。
指紋採取などがあるので、郵送による申請受付はできない。
VFS GLOBAL
イギリス(英国)
入国の際の注意点
英国への外人滞在者の数を取り締まり/制限するために、イギリス出入国に関する規定が強化され、特に最近、入国の際にさまざまな質問を受けたり、入国拒否などのケースが発生しています。
長期留学以外でビザの申請を日本でする必要の無い方々は、入国審査の際の質問で不明な点がない様に、注意してはっきりと回答をしてください。
パスポート以外にも必要書類はきちんとそろえてください。
滞在施設をお申し込みになられなかった方は、滞在先を証明できる書類などをご用意ください。(ホテルの確定書など)
申請の際に必要書類が1つでも欠けていると、申請が却下され、申請のやり直しということになりますので、申請前に確認をきちんと行うよう心がけてください。
申請からビザ発行までの期間は、時期などにより異なるため、時間に余裕を持ってビザ申請を行ってください。
ビザ申請に不安な方
ビザ申請に不安な方は、OISC(英国内務省公認)ビザアドバイザーをご紹介いたします。
All Visasは、英国内務省公認のOISC(Office of the Immigration Services Commissioner)の登録組織であり、Level 1に分類されるビザ(滞在許可)や入国に関してアドバイスやサービスを提供する認可を受けています。
All Visasのヴィーチ・ヘレンは日本国籍者のイギリス学生ビザを専門とするOISCアドバイザーです。日英法務翻訳者の資格も持っているので、日本語での対応の上に、戸籍謄本等ビザ申請に関連した必要書類の翻訳証明書付きの翻訳も受け付けています。
All VisasのWebサイト(現在のところ英語のみ): https://www.all-visas.uk/